エアー入り地下足袋を履くメリットとは?
地下足袋は足の指が親指と残りの指の二股に分かれているため足先に力が入りやすいので踏ん張りやすいというメリットがあります。
さらに足にフィットする形になっているため、繊細な動きにも対応出来ます。
他にも足音が立ちにくい、価格帯が安いなどのメリットがあります。
しかしデメリットとして、長時間の使用は足腰への負担が大きいなどが挙げられます。
そしてそれらのデメリットを解消したのがエアー入り地下足袋という新しいタイプの足袋です。
足の裏にクッションを入れる事で、足の裏に直接衝撃がかからないため長時間使用しても足腰への負担が減少し、疲れにくくなりました。
またクッションを入れる事で丈夫な作りになり耐久性が高まり、足の保護や激しい動きに対しても対応出来るようになったのです。
ただしメリットであった価格帯が安いに関してはクッションを入れる、丈夫に作るという作業が加わったため価格帯は上がっています。
しかしコストパフォーマンスで見た場合、高いとは思われずにクッション入りを購入する人が増えているのが現状です。
クッション以外にも進化していて、踏み抜き防止用にスチールプレートが入ったものや足場が悪いところでも
滑らないようにスパイク使用のものなども商品化されています。
足袋には古い歴史があります。
対してエアー入り地下足袋は歴史はありませんが、新しい技術を取り入れて進化したものですからメリットがたくさんあります。
まず注目して欲しいのはその履き心地です。
足にフィットするように足の裏の部分にクッションが入っているため激しい動きに対応でき、履き心地もよく足が疲れにくいのが特徴です。
そのため祭りや建築作業など幅広い場所で活躍しています。
エアー入り地下足袋はスニーカー感覚で履く事が出来るので、初心者にとっては非常にメリットが多い反面、祭りなどの伝統の踊りの際に履くと足運びを覚える事が出来ないというデメリットがある事を理解しておきましょう。
ただ昔と今とでは祭りの状況も異なっています。
アスファルトの地面ではどうしてもクッションが入っていないと足腰を痛めてしまうケースが多いので、クッションを入れるのはアスファルトの上で祭りをする現代人にとって必要な知恵だと言えるでしょう。
実際に祭りの際に利用する人の数は年々増加傾向にあり、最近ではマジックテープで留めるタイプの履くのも簡易になったものも人気があるようです。
伝統、趣という点においては疑問点もありますが、子供でも1人で履く事が出来ますし、また腰を痛めた高齢の方の負担も減るというメリットもあります。
日本の伝統的な履物である足袋ですが、今外国人の間で人気が高まっているようです。
忍者シューズとしてアメリカのショッピングサイトであるアマゾンで人気に火がつきました。
外国人にとってシューズが親指と他の指の二股に分かれている事が斬新なデザインがオシャレなファッションとして受け入れられています。
そのためクッションが入って履き心地がよく足が疲れにくいエアー入り地下足袋やカラフルなカラーのものが人気があるようです。
クッションが入っている事で靴底の薄さというデメリットをカバーする事が出来、耐久性を見ても問題はありません。
もちろん外国人だけでなく日本人もクッション入りに注目をしている人達がいます。
もちろんこの場合はファッション性ではなく実用性です。
例えばよさこい祭りの踊りは盆踊りのようなゆっくりした踊りではありません。
ロックテイストやヒップホップテイストなど楽曲や踊りも激しく動くものが増えているので、足の負担を軽減するために祭りの際にはクッション入りのものを選びという人が増えているようです。
クッション入りは日本の伝統を無視している、邪道であると思う人もいるかもしれません。
しかしながらスニーカーのメリットを取り入れて、デメリットをカバーする事で今なお日本の伝統の履物が履き続けられているという事の方が大事な事だと思いませんか?
不便なまま履く人がいなくなれば伝統も廃れてしまいます。