お祭りや家庭内で使われることが多い手拭いには、いろいろな種類があります。
手拭いには染め方が違う物や生地の種類が違う物があり、種類によって特徴もさまざまです。
手拭いの染め方には注染で染める場合とプリントによる印刷で、生地に柄を付けていく方法があります。
染め方の違いによって、肌触りやデザインの表現力が違ってきます。
手拭いの柄をプリントで行った場合、プリントした面積が多ければ多いほど、手拭いの表面がパリッとした感覚になってしまいます。
注染で手拭いを染めた場合は顔料のインクを使わないということもあり、肌触りもよくサラッとした肌触りになります。
また、最後に仕上げの工程を行い水洗いを行うので、全体的に色が入っているデザインであっても肌触りがとてもいい手拭いとなっています。
生地の種類が文の場合は、生地が荒く織られているので岡よりも肌触りが悪くザラッとしてしまいます。
肌触りを重視したいと考えている人の場合は、注染で染められている岡の種類を選ぶといいと思います。
手拭いはお祭りなどで頭に巻いて使うだけの場合や、年に1回程度しか使わないという人が多いです。
この場合注染でもプリントでもどちらでもいいという人が多いので、価格を見て安い方を選ぶのがベストだと思います。
お祭りなどで使われる、手拭いは使う用途によって選択する基準が違います。
手拭いは使う用途によって、どんな手拭いがいいのかを選択しなければなりません。
お祭りなどで使う場合は、価格が安い物を選択したりする方がいいと思います。
手拭いにはプリン手で柄が付けられている物もあり、細かいデザインを表現することが出来ます。
肌触りよりもデザインを重視したい場合は、プリントで柄を付けている手拭いを選択することをオススメします。
手拭いを手拭きタオルとして使っていたり、入浴するときに体を洗うタオルとして使う人もいます。
このような場合は、デザインよりも肌触りの方が重要となります。
プリントで柄を付けている手拭いは、生地の表面がパリッとした質になってしまうので、肌触りが悪く手を拭くときや体を洗うタオルとして使うことをオススメ出来ません。
プリント柄の物は表面のみに加工を行っていくため、裏面は表面のようにキレイに色がつくことはありません。
その反面、注染の手拭いは生地に染料を注いで浸透させていくので、裏面であっても表面と同じ色合いで染めることが出来ます。
裏面であってもキレイに染められている方がいいという人は、注染の手拭いを選択する方がいいと思います。
日本では昔から手拭いを入浴時に使ったり、顔を洗うときや汗を拭くときなどに使うこともあります。
手拭い一つあれば汗を拭くときにも使え、体を洗うときにも使えるのでとても便利です。
手拭いは吸水性がいいことや乾きやすさもあるので、なんにでも使うことが出来ます。
しかし、肌にこすりつけて使う場合や顔を拭いたり、手を拭くときに使う場合はプリントではない注染で作られている手拭いを選択しましょう。
手拭いには特岡と文の種類があり、使う用途によって決めた方がいいと思います。
素材はどちらとも綿100%で出来ているのですが、手拭いの生地を作る段階で糸の太さが違います。
糸の太さが違うことにより、肌触りに大きく差が出てしまい生地が出来たときに糸の密度が変わってきます。
特岡は1センチの幅に対して糸が24本で、文は17本しかなく触り心地も特岡と比べものになりません。
特岡に比べると糸が太い文は最初はザラットした肌触りですが、使っているうちに肌に馴染むようになっていきます。
岡や文の手拭いを染める場合は注染を使うことが一般的なのに対して、特岡を染める場合は手捺染という染め方で生地を染めていきます。
手拭いは物により丈が長い物や短い物があるので、使う用途によって選ぶようにしましょう。