市販されている足袋のサイズは豊富にあるといっても、足の形は人それぞれ。
足の幅が広かったり、甲が高かったり、足首が太かったり、指が長かったり短かったりと、人の数だけ足の形は存在するんです。
自分の足にフィットする足袋に出会えたら一生モノですが、どの足袋を履いても何だかしっくりこないという人もいるでしょう。
たとえサイズがピッタリでも、自分好みの色・柄・素材の足袋が欲しいなぁという人もいるはずです。
そういう人は、オリジナル足袋作りにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
もし裁縫の心得があるのなら、破れてしまったお気に入りの足袋の修理もできますね!
それでは、「橋本屋祭館」の黒田専務に【足袋を自分で製作修理するには】というテーマでお話ししていただきましょう!
目次
・自分専用一生モノの綿足袋の作り方は正直むずかしい!
・足袋を手作りするには、まず型紙!実は型紙いらずの裏技も
・手作り足袋を作るには表布用・裏布用・底布用の3種類の素材が必要!
・手作り足袋の縫い方手順は全部で9つの工程があります!
・足袋の作り方に比べれば足袋の修理は簡単です!
・足袋作りは高難易度!プロが作った足袋を買うのが無難です!
自分専用一生モノの綿足袋の作り方は正直むずかしい!
はい、黒田です。
今日は【足袋を自分で製作修理するには】ということでお話をさせていただきます。
足袋っていうのは足にフィットしていないと、足が足袋のなかで動きますし、履いていて実に不快なんですよね。
綿の足袋は伸縮性がないですから、自分の足にピッタリのサイズのものを選ぶわけですけども、やはり人の足っていうのは千差万別ですからね。
どうしても市販の足袋じゃ足に合わないって場合もあると思います。
特に女性だと、自分好みの色や柄の足袋を履きたいって方もいるでしょう。
今日はそういう人のために「オリジナルの足袋の作り方」を紹介していきたいとおもいます。
足袋を手作りするには、まず型紙!実は型紙いらずの裏技も
自分の足袋を作るというのは、経験がない人にはかなりハードルが高いと思います。
それでもオリジナルの足袋を作りたい人は、まずは型紙を手に入れるところから始めていただきます。
手芸屋さんに行かれると、足袋の型紙というのが売っています。
もしくはネットで検索していただくと、いろいろな足袋の型紙が見つかると思います。
まずは型紙がないと、作れませんからこちらを手に入れてください。
ただ型紙というのは、一般的な足型を考えて作られているわけなんで、自分の足型用にアレンジする必要があるんですね。
足首が太めの人は型紙のその部分の幅を少し増やし、親指が長めの人は型紙のその部分を長めにとり、というように対応しないといけません。
実は市販の型紙を利用する以外にも、お持ちの足袋をくずして型紙を作るという方法もあります。
「そもそも自分の足に合う足袋を持っていないから手作りする」という人には使えませんが、「自分の好きな色や柄の生地で足袋を縫いたい」って人にはおすすめの方法です。
まあ、足袋を一足ダメにすることになっちゃいますけども。
手作り足袋を作るには表布用・裏布用・底布用の3種類の素材が必要!
手作り足袋の生地
足袋用を作るための布は、表布用・裏布用・底布用の3種類がいります。
表布は、あまり薄すぎない木綿の生地がおすすめですね。
初めて作る場合は、起毛や厚手の生地は避けた方が良いです。最初から難易度を上げないほうがいいですからね。
裏布には、手拭いなどの薄い生地がいいでしょう。
そして足袋底用には、厚地の帆布が最適です。
柄付きの帆布なんていうのも最近じゃ売られているそうなので、興味がある人は探してみてください。
購入した生地はいったん洗濯してアイロンをかけて、縫う前に縦横の布目を整えておくと仕上がりがキレイになりますんで、ぜひやっていただきたい。
カッコいい足袋を履きたいがために作るんですから、ここは手間暇かけていただきたいですね。
足袋を作るための材料
布や型紙以外に必要な足袋づくりの材料は、針、タコ糸、接着芯、そして留め金の「コハゼ」です。
ネットで購入できる「コハゼ」にはヒモ付きのものもありますが、付いていない場合はタコ糸を使います。短めの足袋を作るのなら、コハゼは左右4枚ずつで十分ですね。
コハゼの代わりにマジックテープやボタンを使用する方もいらっしゃいますけどね。
せっかく作るんですから、やはりコハゼを使っていただきたい。
手作り足袋の縫い方手順は全部で9つの工程があります!
足袋の型紙に合わせて生地を断つ
型紙を使って、表布用・裏布用・底布用にそれぞれの生地をカットしていきます。
足底用の裏布は、お好みでつけてください。
型紙の外枠(縫い代部分込み)に合わせてハサミで切ってきますが、型紙に縫い代部分がとられていない場合は、表布と底布には0.7mm、裏布には0.5mm程度の余長をとってください。後から足せませんから。
手作り足袋の縫い方
それでは実際の手順を説明します。
1.型紙の印通りに,足の外側の2枚の裏地にコハゼをしっかりと縫い付けます。
2.もう一方の足の内側の表布には、コハゼを留めるための糸を縫い付けます。
力のかかる部分なので、裏側に補強用の接着芯を使ってガッチリと縫い止めます。
3.足の形をした表布と裏布を2枚分中表にして縫い合わせます。
4.3で表布に裏布を縫い付けた2枚を合わせて、足袋の後ろ側と足の甲の側(指先はまだ)を縫います。
5.4で縫い合わせて筒状になったものに、底布を縫いつけていきます(指先はまだ)。
6.足袋の指が分かれる部分に自分の親指の長さを基準に切り込みを入れます。
7.指の部分を縫っていきます。指まわりは特にカーブがきついので、しつけをしてから丁寧に縫います。
8.上の履き口は、布を少し内側に折ってから縫って処理します。
9.布をひっくり返して、オリジナル足袋の出来上がり!
という感じで、実は足袋の作り方っていうのはかなり工程が多いし、難しいんですよ。
おそらく最も難しい工程は、足袋の指先部分を縫う時だと思います。
この部分には「イセ」と呼ばれる、布を縮めてふくらみや丸みを出す技法を使うんですが、これは初心者には非常に難しい!ベテランでも苦労する!っていうポイントです。
ここさえ上手く出来るのならば、後はどうってことはないでしょうね。
足袋の作り方に比べれば足袋の修理は簡単です!
足袋の修理というのは、そのほころびた部分によって変わるでしょうが、
ある程度手芸というか縫製の心得があれば、まず問題ないでしょう。
正直なところ、オリジナル足袋作りに比べたらよっぽど簡単です。
修理は手縫いでもミシンを使ってもできると思いますけど、慣れていないと少し難しいかもしれませんね。
まあ私はミシンは踏めませんので、分かりませんけども。
以上【足袋を自分で製作修理するには】ということでお話をさせていただきました。
ありがとうございます!
足袋作りは高難易度!プロが作った足袋を買うのが無難です!
黒田専務がご紹介したように、手作りの足袋を作るにはかなりの手間がかかります。
実は足袋作りは、普通に裁縫をする人にとっても結構な難易度なんですよね。
正直な話、初めて足袋作りをして一発で自分の足にピッタリフィットする足袋ができた!って方は、なかなかいないんじゃないでしょうかね。
どうしても自分の足に合うオリジナル足袋が作りたいという方は、何度も何度も試作品を作ってチャレンジしてみてください。
オリジナル足袋作りを途中で諦めた方には、こちらの足袋をおすすめします!
岡足袋 【ストレッチのびのび 白足袋】(5枚コハゼ) 大人用 サイズS~5L
こちらのストレッチ素材の足袋でしたら、伸縮性もあってフィット感抜群です!
サイズ展開も、豊富なので、他の市販の足袋が合わなかった方でも、ピッタリのものが見つけやすいかと思います。
「岡足袋 【ストレッチのびのび 白足袋】(5枚コハゼ) 大人用 サイズS~5L」のご購入はこちらから>
足袋の作り方は「意外に」なのか「やはり」なのか、非常に難しいものなんですね。
初めて手作り足袋を作った方は、みんな口を揃えて「とてつもなく難しかった!」とおっしゃいます。
更には型紙などに入っている説明書を読んでも、よく分からないみたいですね。
裁縫が趣味の方や「どうしても自分好みの柄、自分の足に完全にピッタリする足袋を作りたい!」という方は別として、何度も布を買い直して作る手間や時間、お金のことを考えたら、市販の足袋を購入した方がずっと経済的かもしれませんね!
市販されている足袋のサイズは豊富にあるといっても、足の形は人それぞれ。
足の幅が広かったり、甲が高かったり、足首が太かったり、指が長かったり短かったりと、人の数だけ足の形は存在するんです。
自分の足にフィットする足袋に出会えたら一生モノですが、どの足袋を履いても何だかしっくりこないという人もいるでしょう。
たとえサイズがピッタリでも、自分好みの色・柄・素材の足袋が欲しいなぁという人もいるはずです。
そういう人は、オリジナル足袋作りにチャレンジしてみるのはいかがでしょうか?
もし裁縫の心得があるのなら、破れてしまったお気に入りの足袋の修理もできますね!
それでは、「橋本屋祭館」の黒田専務に【足袋を自分で製作修理するには】というテーマでお話ししていただきましょう!
目次
・自分専用一生モノの綿足袋の作り方は正直むずかしい!
・足袋を手作りするには、まず型紙!実は型紙いらずの裏技も
・手作り足袋を作るには表布用・裏布用・底布用の3種類の素材が必要!
・手作り足袋の縫い方手順は全部で9つの工程があります!
・足袋の作り方に比べれば足袋の修理は簡単です!
・足袋作りは高難易度!プロが作った足袋を買うのが無難です!
自分専用一生モノの綿足袋の作り方は正直むずかしい!
はい、黒田です。
今日は【足袋を自分で製作修理するには】ということでお話をさせていただきます。
足袋っていうのは足にフィットしていないと、足が足袋のなかで動きますし、履いていて実に不快なんですよね。
綿の足袋は伸縮性がないですから、自分の足にピッタリのサイズのものを選ぶわけですけども、やはり人の足っていうのは千差万別ですからね。
どうしても市販の足袋じゃ足に合わないって場合もあると思います。
特に女性だと、自分好みの色や柄の足袋を履きたいって方もいるでしょう。
今日はそういう人のために「オリジナルの足袋の作り方」を紹介していきたいとおもいます。
足袋を手作りするには、まず型紙!実は型紙いらずの裏技も
自分の足袋を作るというのは、経験がない人にはかなりハードルが高いと思います。
それでもオリジナルの足袋を作りたい人は、まずは型紙を手に入れるところから始めていただきます。
手芸屋さんに行かれると、足袋の型紙というのが売っています。
もしくはネットで検索していただくと、いろいろな足袋の型紙が見つかると思います。
まずは型紙がないと、作れませんからこちらを手に入れてください。
ただ型紙というのは、一般的な足型を考えて作られているわけなんで、自分の足型用にアレンジする必要があるんですね。
足首が太めの人は型紙のその部分の幅を少し増やし、親指が長めの人は型紙のその部分を長めにとり、というように対応しないといけません。
実は市販の型紙を利用する以外にも、お持ちの足袋をくずして型紙を作るという方法もあります。
「そもそも自分の足に合う足袋を持っていないから手作りする」という人には使えませんが、「自分の好きな色や柄の生地で足袋を縫いたい」って人にはおすすめの方法です。
まあ、足袋を一足ダメにすることになっちゃいますけども。
手作り足袋を作るには表布用・裏布用・底布用の3種類の素材が必要!
手作り足袋の生地
足袋用を作るための布は、表布用・裏布用・底布用の3種類がいります。
表布は、あまり薄すぎない木綿の生地がおすすめですね。
初めて作る場合は、起毛や厚手の生地は避けた方が良いです。最初から難易度を上げないほうがいいですからね。
裏布には、手拭いなどの薄い生地がいいでしょう。
そして足袋底用には、厚地の帆布が最適です。
柄付きの帆布なんていうのも最近じゃ売られているそうなので、興味がある人は探してみてください。
購入した生地はいったん洗濯してアイロンをかけて、縫う前に縦横の布目を整えておくと仕上がりがキレイになりますんで、ぜひやっていただきたい。
カッコいい足袋を履きたいがために作るんですから、ここは手間暇かけていただきたいですね。
足袋を作るための材料
布や型紙以外に必要な足袋づくりの材料は、針、タコ糸、接着芯、そして留め金の「コハゼ」です。
ネットで購入できる「コハゼ」にはヒモ付きのものもありますが、付いていない場合はタコ糸を使います。短めの足袋を作るのなら、コハゼは左右4枚ずつで十分ですね。
コハゼの代わりにマジックテープやボタンを使用する方もいらっしゃいますけどね。
せっかく作るんですから、やはりコハゼを使っていただきたい。
手作り足袋の縫い方手順は全部で9つの工程があります!
足袋の型紙に合わせて生地を断つ
型紙を使って、表布用・裏布用・底布用にそれぞれの生地をカットしていきます。
足底用の裏布は、お好みでつけてください。
型紙の外枠(縫い代部分込み)に合わせてハサミで切ってきますが、型紙に縫い代部分がとられていない場合は、表布と底布には0.7mm、裏布には0.5mm程度の余長をとってください。後から足せませんから。
手作り足袋の縫い方
それでは実際の手順を説明します。
1.型紙の印通りに,足の外側の2枚の裏地にコハゼをしっかりと縫い付けます。
2.もう一方の足の内側の表布には、コハゼを留めるための糸を縫い付けます。
力のかかる部分なので、裏側に補強用の接着芯を使ってガッチリと縫い止めます。
3.足の形をした表布と裏布を2枚分中表にして縫い合わせます。
4.3で表布に裏布を縫い付けた2枚を合わせて、足袋の後ろ側と足の甲の側(指先はまだ)を縫います。
5.4で縫い合わせて筒状になったものに、底布を縫いつけていきます(指先はまだ)。
6.足袋の指が分かれる部分に自分の親指の長さを基準に切り込みを入れます。
7.指の部分を縫っていきます。指まわりは特にカーブがきついので、しつけをしてから丁寧に縫います。
8.上の履き口は、布を少し内側に折ってから縫って処理します。
9.布をひっくり返して、オリジナル足袋の出来上がり!
という感じで、実は足袋の作り方っていうのはかなり工程が多いし、難しいんですよ。
おそらく最も難しい工程は、足袋の指先部分を縫う時だと思います。
この部分には「イセ」と呼ばれる、布を縮めてふくらみや丸みを出す技法を使うんですが、これは初心者には非常に難しい!ベテランでも苦労する!っていうポイントです。
ここさえ上手く出来るのならば、後はどうってことはないでしょうね。
足袋の作り方に比べれば足袋の修理は簡単です!
足袋の修理というのは、そのほころびた部分によって変わるでしょうが、
ある程度手芸というか縫製の心得があれば、まず問題ないでしょう。
正直なところ、オリジナル足袋作りに比べたらよっぽど簡単です。
修理は手縫いでもミシンを使ってもできると思いますけど、慣れていないと少し難しいかもしれませんね。
まあ私はミシンは踏めませんので、分かりませんけども。
以上【足袋を自分で製作修理するには】ということでお話をさせていただきました。
ありがとうございます!
足袋作りは高難易度!プロが作った足袋を買うのが無難です!
黒田専務がご紹介したように、手作りの足袋を作るにはかなりの手間がかかります。
実は足袋作りは、普通に裁縫をする人にとっても結構な難易度なんですよね。
正直な話、初めて足袋作りをして一発で自分の足にピッタリフィットする足袋ができた!って方は、なかなかいないんじゃないでしょうかね。
どうしても自分の足に合うオリジナル足袋が作りたいという方は、何度も何度も試作品を作ってチャレンジしてみてください。
オリジナル足袋作りを途中で諦めた方には、こちらの足袋をおすすめします!
岡足袋 【ストレッチのびのび 白足袋】(5枚コハゼ) 大人用 サイズS~5L
こちらのストレッチ素材の足袋でしたら、伸縮性もあってフィット感抜群です!
サイズ展開も、豊富なので、他の市販の足袋が合わなかった方でも、ピッタリのものが見つけやすいかと思います。
「岡足袋 【ストレッチのびのび 白足袋】(5枚コハゼ) 大人用 サイズS~5L」のご購入はこちらから>
足袋の作り方は「意外に」なのか「やはり」なのか、非常に難しいものなんですね。
初めて手作り足袋を作った方は、みんな口を揃えて「とてつもなく難しかった!」とおっしゃいます。
更には型紙などに入っている説明書を読んでも、よく分からないみたいですね。
裁縫が趣味の方や「どうしても自分好みの柄、自分の足に完全にピッタリする足袋を作りたい!」という方は別として、何度も布を買い直して作る手間や時間、お金のことを考えたら、市販の足袋を購入した方がずっと経済的かもしれませんね!