祭り用品のオーダー(別注品)ですが、ここでは主に法被・半纏に関してお伝えします。橋本屋では法被・半纏のオーダーはお客様からのご意見を十分取り入れてお時間を頂き、作成を致します。特に地区の神社のお祭り参加の法被に関しては、とても気を使い神社様、氏子様、若い衆、一般住民の皆様全員が喜ぶ形での決定を進めるために次の1点は超重要として地区で徹底的に揉んで頂きます。法被の色柄を決めたら100年は続くいい物を目指して作成に当たります。
まず新規に新しく法被を作る場合には、特に神社のお祭りの場合は神事も絡むため色・柄・意匠は必ずその神社や地区に所縁(ゆかり)のあるもの品をランダムに数十書き出していただきます。この段階でめんどくさいと思われたら決して良い物(100年以上続く法被)はできません。もし取ってつけたようなどこからか誰かが「この柄がかっこいい」とか「これが流行ってる」とかいう理由で決めた柄はすぐに誰かに飽きられて同じ理由で「かっこうが悪いから変えちゃえ」となってしまい、伝統も伝承も何もなくなってしまいます。
たとえ後づけでもいいから、【その色柄や意匠にした意味づけ】が重要なんです。
たとえば、松葉の腰柄にした場合は、「その神社には大松が沢山あるから」とかです。
何度もいいますが意味づけのない色柄や意匠は簡単にすぐ変えられてしまいます。
ここ重要です。
これが出てくれば後はとても早いです。神社や地区にゆかりのある意匠ですので、まず反対する人も押さえられますし(反対の理由が弱くなる)、お年寄りや長老・重鎮の皆様が特に納得され、「よく考えれれた法被だなぁ」と間違いなく言ってくださいます。
その中に多少はトレンド【流行】も若い人のために反映させる事も可能です。
不易流行をとても大事にして進めます。
後は素材や染色方法(反応染め、硫化染め、藍染め、インクジェット、顔料プリント他)・サイズ・枚数を決めればすぐに作成にかかります。
毎年追加がある場合は染色方法と数量に規制(条件)がかかります。価格も枚数により変わります。
枚数の少ない個人法被や内半纏などは、既成法被に顔料プリントかインクジェットプリントを施せば1枚からの作成も可能となります。
お気軽にご相談くださいませ。