信州の諏訪大社の神殿には大きなモミの大木があります。
この大木は7年に一度建て替える必要があり、その立て替えを祝うのが御柱祭と呼ばれ、町全体が一丸となって約2ヶ月に長期にわたり祭りが開催されるのです。
御柱祭は力作業が必要だという事もありますが、神輿にしろ山車を担ぐにしろ祭りの中心は男性という考え方が根強く残っています。
やはり祭りの起源とされる時代はまだ男尊女卑の世の中だったからでしょうか。
祭りの衣装として腹掛けを着用しますが、この腹掛け自体が江戸時代に乳幼児の男の子が下着として着用していたものですし、子どもの日に五月人形と一緒に腹掛けを着用するのも男の子限定です。
また腹掛けは大工や火消しなどの仕事着として男性が着用するものでした。
機能性に優れていたので今でいう作業着という認識だったのでしょう。
では腹掛けは男性用しか存在しないのかというとそうではありません。
現在は女性もたくさん祭りに参加しますから、女性用の腹掛けもちゃんと存在し購入する事が可能です。
そして腹掛けに関してはデザインも男性用と変わりません。ただサイズが女性用に少し小さくなるだけです。
ただ着こなし方として女性は腹掛けの下に着る鯉口シャツは花をモチーフにした女性らしいデザインが多いので、組み合わせ次第で可愛く着こなす事が出来るでしょう。